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ゴーヤ泡盛の野毛日記

ゴーヤ泡盛の野毛日記

味の希聞や

「味の希聞や」はブリーズベイホテルの裏通りにある居酒屋だ。
縄のれんをくぐるとカウンターを勧められた。
座席はカウンター6席。テーブル2席。小あがりに3卓ある。
まずはダバダ火振(栗焼酎)をロックで頂く。
この焼酎を常備しておくのは大変だろうと思ったら、やはり独自のルートを持っているらしい。
魚は毎日三崎から仕入れるというだけあって、魚介類のメニューが充実している。迷いつつも松輪産の金目の刺身¥750を頂く。
甘くふっくらとした味に舌が溶ける。
日本酒が飲みたくなってきた。
店の中に何枚か貼紙のある、独楽蔵(こまぐら)を頂いてみることにする。
お勧めに従って燗で。すっきりとした口当たりで男前の味。
料理に色味を持たせない感じがいい。
次にアワビの塩辛¥650とカキの塩辛¥600を頂く。
磯の香を感じながら飲む酒はとどまるところを知らない。
おかわりの独楽蔵を頂けば、気持ちよく酔いが体に染みてくる。
店主に隠し酒を勧められた。
銘柄はあえて言わないことにしよう。
酒飲みと認められたか。
思わず顔が綻んだ。

2005.8.4



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